exhibition 6th

時の流れ -now or never- 江見容子展
2020年8月7日(金)~30日(日)

書は一般には二次元世界の芸術でありますが
墨を含んだ筆を紙面におろし起筆するまさにその瞬間
墨は立体の姿を現し瞬く間に紙面へと沁み込んでゆきます。
私はその一瞬の墨姿の妙に魅せられて師匠の運筆を凝視していました。
どうにかしてその姿を継続して見せられないかと模索を重ね
そこから現在の立体を交えた作品形態へと繋がっています。
更に今回は滑らかで優美な肌質と心地よい墨彩のグラデーションが放つ
静かな流動美を書表現の中に投影したくて滲みの質感に着目しています。

瞬時に筆の動きを捉える墨象とは対照的に
写実的で緻密なタッチの絵は全く両極端でありながら
自分の中ではバランスを保つのに必要不可欠な墨の形なのです。

 どこからかバッタが来場😊 絵を鑑賞してくれていました❤

8月7日から約3週間開催しました「時の流れ 江見容子展」は
無事に閉会いたしました。
コロナ禍と酷暑のとんでもない時の開催でしたが
長期の開催でぽつりぽつりと全く密にならないにもかかわらず
多くの方々がお名前を書いてくださり
たくさんのご来場をいただきましたこと 有難く厚く感謝申し上げます 

短い時間ではありますがほぼ毎日会場には通っていました。
だいたいがお昼前後あたりでしたがその短い間だけでも
嬉しいお出会いがたくさんありました。
『会場に来て元気が出ました』と多くの方にお声をかけていただき
私の方がたくさんの元気をいただきました。
お暑い中お出かけくださり有難うございました。
また、県をまたぐ外出を控え多くのお手紙、お電話をいただきました。
遠くから応援してくださった皆様にも厚く御礼申し上げます。

最後になりましたが長期の無人開催という初めての試みで
毎日のように何度も立ち寄ってくださった兵庫県芸術文化協会や
ひょうごアーティストサロン、兵庫県民会館の皆様
毎日の鍵の開け閉めや何度も何度も見回ってくださった警備の皆様に
本当にお世話になり感謝の言葉しかありません。

しばしば私は唐突な思い付きで行動を起こしてしまうようで
この度も6月に思い立って8月の個展開催を決めるに至り
毎度のことながら表装の玉木楽山堂様、印刷のからふね屋様には
時間が押す中、多大なご尽力をいただきました。初回展からお世話になり
いつも無理難題をお願いしています。心より感謝申し上げます。

個展閉会後 兵庫県芸術文化協会 ひょうごアーティストサロン(県民会館内)に
今回出品の「黎明」を置いてくださっています。
大変嬉しく感謝感激です。