掛け軸のたのしみ

先日嬉しいお便りをいただきました
2月の個展で『書作品もいつも楽しみにしてるよ!』と仰る方が何人かおられて
すっかり嬉しくなってしまって 5年前の市展の「生活の書」で展示した
「ミニ掛け軸」と絵ハガキをお送りさせていただいたのですが
とても丁寧なお礼状をいただき 大変恐縮しています

3~4年習っても表装技術は殆ど習得できなかった私ですが
ミニサイズなら失敗なくできると思い 切れ端の裂地を再利用して
15~20㎝大のミニ掛け軸をたくさん作って展示しました

b23何でもない1枚のしおりのようですが ちゃんとした軸を作るのと同じように
多くの工程をできるだけ忠実に再現しています
10代の頃から掛け軸や骨董が好きで「趣味がシブ過ぎる!」と言われていました
今は年相応らしくてもう誰にもそれは言われません・・・ (>_<)
娘たちが幼稚園 小学校の頃に 少しだけお習字を教えてみた時期があり
その頃書いたものを掛け軸にできたらと思い7年前念願の表装を習い始めました
九幅仕上げた頃に教室が閉鎖で京都に移って 通えなくなってしまったのですが
子どもたちの軸はまだ手つかずだったので 結局大奮闘して家で一人で仕立てました
先生のご指導なしで仕立てるのは初めてで四苦八苦の連続です
個展でお世話になった玉木楽山堂さんにはとてもご覧頂けるものではありませんが
BLOGの写真なら細かいところまでわからないのではと願いながらご紹介します!
 
私がどうしてもやってみたかったのは
二人の小さい時の晴れ着の残り布でお軸を仕立てる!!
ということだったのですが
どちらも残り布が少なく思うような柄が出せずに四苦八苦しました
近くで見ると本当にいい加減な仕上げなので
いつかやりなおしたいと思うけど今となってはやっぱりもう無理!

そしてそのはぎれでミニ掛け軸を作りました
右端のもので7㎝×23㎝です
このミニ掛け軸の作り方を5年前の展示の時にも度々尋ねられましたが
えかた けい著「簡単にできる おしゃれ表装入門」(日貿出版社)
という本を見て作ったので是非ご覧になってみてください
裏打ちなどをしたことが無い場合は難しいかもしれません
ちゃんとしたお軸は表具師さんにお願いした方が安全です

今は床の間も和室もなくて洋室だけのお家も少なくありませんから
掛け軸はだんだんなじみが薄くなってきているかもしれませんが
小さめのものだったらお正月やお節句などにタペストリーのように飾れます
何もかもデジタル化していく中で 学校で書いたお習字作品などを
こんな形にして残してあげるのはすごくオススメです
手書きの良さももっと見直されるようになると嬉しいですね